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2006年 01月 20日
「アッコちゃんの時代」 林 真理子
バブルの時代に実在した女子大生のお話。 彼女は当時NO1の地上げ屋の愛人になり、 その後は有名イタリアンレストランの御曹司で 音楽プロデューサーの男性と不倫関係になり、 妊娠を機に略奪婚、という波乱万丈の人生。 さらにバブル期だったので、貢がれ方が半端ではないのです。 この小説を読んでいるときは「アッコちゃん」は好きでも嫌いでもなかったのですが、 ちょっと共感できないところが・・・ それは押しに弱いからアタックされると「好きかも・・・」って思い、 実はそんなに相手のことが好きではないのにつきあうところ。 「不倫でもまぁ、いいか」みたいに思うところは納得いかないなぁ。 アッコちゃんの周りの女の子たちは、 「自分の価値は若さと美しさ」ということをわかっているので、 ある時期になるとお金持ちのおじさん達から離れて、 同世代の有望株の男性と結婚したりコネを使っていい会社に就職したりします。 女の人って計算高いですよね(^。^ゞ でも少し共感できる。なにも考えずに本能で突き進むより、 少しズル賢いほうが幸せになれる気がする。 アッコちゃんは今でいう小悪魔ちゃん。 小悪魔キャラが今若い子のあいだで人気らしいけど、 そのキャラが輝いているのは25歳くらいまでかなと思います。 25歳までは若さゆえの無邪気さと奔放さがかわいいけど、 25歳を過ぎた小悪魔は愛人になっているイメージがある・・・ 25歳を過ぎたら賢くならないとですね。
by pace-pace
| 2006-01-20 21:00
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